第89周年 3・1節記念式典
2008年3月1日(土)

地方参政権獲得へ

「不退転の決議」を固める

 民団愛知県本部の第89周年3・1節記念式典が、1日午後1時より愛知韓国人会館で開かれ、これには本部・支部の役員・団員と来賓として本部顧問、李泰雨 駐名古屋総領事らあわせて約170名が参加した。

 
第一部の記念式典で、梁東一 県本部団長は「本年の3・1節は『永住外国人の地方参政権獲得』に、再び総決起する記念式典となりました。昨年の11・7全国要求大会が大成功し、我々が地方参政権獲得への強い意志を示したことにより、日本の各政党では再び動きが活発になっております。過去のどの時よりも、地方参政権獲得の機は熟していると言っても過言ではありません。
本日のこの集会を機に今一度地方参政権へ不退転の決意を固め、地方参政権が実現する日を目指し、再び総力を結集して力強く運動を進めてまいりたいと思います」と述べた。

   
                   独立宣言文朗読 尹大辰 校長          決議文朗読 金栄一 会長


 今年の独立宣言文朗読者は名古屋韓国学校 尹大辰校長、決議文朗読者は青年会愛知 金栄一会長がそれぞれ任命された(写真上)。
 
 第二部では、愛知大学 伊東利勝教授による記念講演会「多民族共生社会のゆくえ」や 別階では毎年恒例の茶菓会が開かれ、韓国のお餅や珍しいお茶が無料で提供された。

万歳三唱する参加者一同
【独立宣言文(日訳)】

 われらは、ここにわが朝鮮の独立と、朝鮮人民の自由民たることを宣言する。これをもって世界万邦につげ、人類平等の大義を明かにし、且つこれを子孫におしえ、民族独立を天賦の権利として永遠に保持させるものである。われわれの背後にある五千年の歴史の権威によってこれを宣言し、二千万民衆の忠誠を合してこれを宣明し、垣久にかわることなき民族の自由な発展のためにこれを主張し人類良心の発露にもとづく、世界改造の一大機運に順応しこれとともにすすまんがためにこれをなすものである。これすなわち天の明命、時代の大勢全人類の共同共存同生の権利が、正当に発動したものであって、天下のなにものといえどもこれを阻止し、抑圧することはできない。


 旧時代の遺物たる侵略主義、強権主義の犠牲となって、有史以来幾千年、はじめて異民族による抑圧の苦痛をなめて以来、ここに十年の歳月がすぎた。わが生存権の剥脱、思想の自由な発展にたいする障碍、民族の尊栄を毀損したること、新鋭と独創とをもって世界文化の大潮流に寄与すべき機縁を失ったことなど、およそいくばくか知れない。


 ああ旧来の抑圧より脱し、現下の苦痛よりのがれ、将来の脅威をのぞき、民族の良心と国家的廉義の圧縮銷残せるを回復伸張し、各人人格の正当なる発達をとげしめ、可憐なる子弟にたいして、屈辱の遺産をのこすことを欲せず、子々孫々、永久完全なる慶福をむかえとらんとするならば、その最大急務は、民族の独立を確実ならしむることである。二千万の各個各人が方寸の刃を懐にし、人間性と時代の良心とが、正義の軍と人道の干戈とをもって援護する今日、吾人がすすんでとるになんの障碍もない、しりぞいて事をなすに、吾人の志はかならず達成できる。丙子修好条規以来、時に応じ、種々なる金石盟約を踏みにじりたることをもって、日本の不信を罪せんとするものではない。日本の学者は講壇において、日本の政治家は実際において、わが祖宗の世業を植民地視し、わが文化民族を蛮民視し、もっぱら征服者の快をむさぼるのみであった。わが久遠の社会と、卓越せる民族心理とを無視するものとして、日本の不義を責めんとするものではない。自己を策励するに急なる吾人は、他を怨むいとまはない。現在の問題に多忙なる吾人は、過去をとがめる暇がない。今日われわれの専念するところは、ただ自己の建設のみである。けっして他を破壊することではない。厳粛なる良心の命令によって、自家の新運命を開拓せんとするものである。旧怨および一時の感情によって、他を嫉逐し排斥するものではない。旧思想、旧勢力のよる日本政府の功名的犠牲である不自然にして、また不合理なる、あやまれる状態を改善匡正し、自然にして合理的なる正経の大原に復帰せんとするものである。当初から、民族的要求に由来しなかった両国併合の結果が、畢竟、姑息なる威圧、差別的不平等、および統計数字の虚飾のもとに、利害相反する両民族間に、永遠に和合することのできない怨みの溝を、ますます深からしむる今日までの実績を見よ。勇気、明断、果敢、もって旧来のあやまりを正し、真正なる理解と同情とにもとづく、友好の新局面を打開することが、彼我のあいだに禍を遠ざけ、祝福をもたらす捷径であることを明察すべきである。また、含憤蓄怨の二千万人民を、威力をもって拘束することは、東洋永遠の平和を保証する所以ではない。のみならず、これによって東洋安危の主軸たる四億万中国人民の、日本にたいする危攫と猜疑とを、ますます濃厚ならしめ、その結果として、東洋全局の共倒と同亡の非運をまねくことは明白である。今日吾人の朝鮮独立は、朝鮮人をして正当なる生活の繁栄の追求をなさしむると同時に、日本をして、その邪道から脱出せしめ、東洋の支持者たる重責を全うせしめ、中国が夢寐にもわすれえない不安、恐怖からこれを脱出せしめ、東洋平和の、またその重要なる一部をなす世界の平和、人類の幸福に必要なる段階たらしめんとするものである。区々たる感情の間題ではない。


 ああ新しい天地は眼前に展開せられた。威力の時代はさって道義の時代はきた。過去全世紀にわたり錬磨長養されきたった人道の精神は、まさに新しい文明の曙光を人類の歴史に投じはじめた。新しい春は世界にめぐりきたり、万物の蘇生を催進しつつある。凍氷寒雪に呼吸をとざされたのが、かの一時の勢なりとすれば、和風暖陽に気脈をふるう、これも一時の勢である。天地の復運に際会し、世界の変潮に乗じた吾人は、何らの躊躇なく、何らの忌憚もない。わが固有の自由権を護全し、生旺の楽を享受すべく、わが自足の独創力を発揮して春満てる大界に、民族の精華を結集すべきである。


 われらはここに奮起した。良心はわれらとともにあり、真理はわれらとともにすすむ。男女老若、陰鬱なる古巣よりおどりいで、万民群衆とともに、欣快なる復活をとげんとするものである。千百の世祖は、かげながらわれらをたすけ、全世界の気運はわれわれをまもっている。着手はすなわち成功である。ただ前方の光明にむかって驀進するのみ。


公 約 三 章

1.今日われわれのおこなうこの事業は、正義、人道、生命尊厳のための民族的要求、すなわち自由の精神を発揮するものであって、けっして排他的感情に逸走してはならない。

2.最後の一人まで、最後の一刻まで、民族の正当なる意志を欣然として発表せよ。

3.いっさいの行動は、もっとも秩序を尊重し、吾人の主張と態度とを、あくまで光明正大にせよ。

朝鮮建国 4252年 3月 1日


   
 

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